日中はまだ、暑い日が続きますが、夕方から夜にかけて涼しい秋の風が吹きます。あの物凄い暑さを
無事に乗り越えられたことが今年の夏の思い出と言って良い程、暑い夏でした。
思い描いていた夏の思い出は作れませんでしたが、秋にも楽しい事が一杯あります。
その中に読書も入っています。今、気になっているのは「徒然草」です。作者は吉田兼好法師です。
作者が主に伝えたかった事は「人生のはかなさ(無常)」、それを心に置きながら、それでもいかに
生きている事の意義を見出してポジティブに生きるか。人の心もこの世にある全ての物事が無常で
ある事、この無常観は自然界の移り変わりにも通じ、「知恵」や「自然との共存」そして「他者と
共に生きる知恵」など、多岐にわたるものです。また、「諸行無常」という言葉がありますが、この世の
全ての物、あらゆる現象は永遠に同じ状態ではなく、常に変化し続ける、続かない事という意味ですが、
昔はその事実を受け入れる事が出来ずに苦しんだ時代もありました。ですが、今は、逆に「諸行無常」
であるからこそ人生は面白く、一生懸命に生きる事が大切な事なのだと実感できます。
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