この週末に皆で先日、ブログに書きました、やなせたかしさんの「やさしいライオン」を観ました。
母親を亡くしたライオンの赤ちゃん「ブルブル(いつもブルブルと震えているから)」が子供を亡くしたばかりの
犬「ムクムク」に愛情豊かに育てられます。ライオンなのに、犬のお母さんに育てられたブルブルは犬の様に
「ワン」と鳴き、お手をしたり犬の様に穏やかに優しい性格に育てられました。顔形は違っているけれど、
二人は心からの信頼と愛情に包まれてとても幸せな毎日を送っていました。ですが、人間の都合で、ブルブルと
ムクムクは離れ離れになってしまいます。なんとブルブルはサーカスに売られて行ってしまいます。ある日の夜
ブルブルが眠っていると、ムクムクの歌う子守唄が聞こえました。ブルブルは正気を失い、物凄い力でサーカス
の檻を壊し一目散でムクムクの元へ走ってゆきます。屋根に雪が積もっている家を何軒も何軒も超えてムクムクの
もとへまっしぐらに走ってゆきます。そして、年老いてすっかりと痩せてしまったムクムクに何年ぶりかに、
逢う事が出来て二人はとても幸せでした。ですが、サーカスを逃げ出したライオンは銃で撃ち殺さなければ
ならない決まりがあり、せっかく遠い道のりを必死に走ってムクムクに逢いに来てやっと逢う事が出来て幸せの
絶頂であったムクムクとブルブルでしたが、その幸せも束の間で、ブルブルは銃で撃たれてしまいます。
撃たれたブルブルはムクムクを背中に載せて、空まで高く高く何処までも何処までも走り続けて行きます。
そして、ムクムクとブルブルは一緒に星になりました。きっと、星になったムクムクとブルブルは今も仲良く
幸せに暮らしていると思います。最後はとても悲しかったのですが、心が温まる愛情あふれた物語にまた感動
しました。やなせたかしさんの益々ファンになりました。
コメント