最近、体調があまり良くないせいか、気持ちも弱気になりがちです。気持ちが弱気だから体調もあまり良くない
のでしょうか⁈ きっと、そういう事もあると思います。気持ちが元気で、何でも頑張れると強気の時は体調を
崩すことはあまりありませんでした。私はメンタルは弱いと思いますが、強気の時は、とことん頑張れるタイプ
だと思います。強気の時は自分が持っている能力を超えた力を発揮できると信じています。
よく私は自分は駄目人間だと言ってしまいますが、よく考えると、それは、駄目な人間なら、出来なくて
当たり前、駄目で当たり前と、言い訳している様で、まるで退路を作っている様な感じだと気が付きました。
決して、自分は駄目人間ではい頑張る時は頑張れると言ってみようと思います。何をやっても駄目な人間なんて
いないと思います。もし、やって駄目なら出来るまでやってみれば良いし、とことん努力すれば良いと思います。
一昨日の夜、やなせたかしさん作のアニメで「チリンの鈴」という作品を見ました。チリンは首に小さな鈴を付
けた子羊です。ある夜、チリンとお母さんと仲間の羊たちが小屋で寝ていると、オオカミがやって来て、チリン
を襲おうとした時、チリンのお母さんがチリンを守ってオオカミに殺されてしまいます。チリンはオオカミに
復習する為に、お母さんを殺したオオカミの所に行き、自分をオオカミみたいに強くしてくれと頼みます。
それからというもの、チリンは毎日、毎日、過酷な修行を続けます。やがてチリンは大人のたくましい
羊になりオオカミと一緒に荒野を駆け巡ります。もはや、チリンは羊でもなくオオカミでもない何者かに
変わってゆきます。チリンは母親を殺した憎いはずのオオカミにいつしか情が移ってしまいます。
ある夜の事です。昔、チリンとお母さんが寝ている時にお母さんがオオカミに殺された羊小屋を襲う事に
なりました。チリンは番犬を次々と殺してゆくのですが、いざ、羊小屋に入るとどうしても、かつての
仲間に手を出す事が出来ませんでした。チリンは羊たちを守るために、後から来たオオカミをいつしか
父の様に慕っていたはずでしたが、チリンの心に母を殺された憎しみがよみがえり、チリンはオオカミと
闘って、オオカミを倒し、母の仇を取ったのです。その後のチリンは羊小屋にも戻れず、一緒に行動を共に
していたオオカミも、もういません。一人ぼっちになってしまいました。やがて、時が過ぎチリンは孤独に
雪の中に埋もれて死んでいったのです。私は、テレビに釘付けになり夢中になって観ました。
ある強い目的(お母さんを殺された復習)を、持った時、人や動物は物凄い力を発揮するのだと感動しました。
それと同時にこの世の悲しみ、大切な人の死に直面しなければならないという、そして、いつか、自身にも
死が訪れるという避ける事の出来ない悲しい現実を感じました。
例え、フィクションであっても、これは実話なんだと思って観ていました。確かに、きっと、こういう事って
あると思います。このチリンの物凄い強気の所、どんなに過酷な修行でも、決してへこたれない石の様な硬い
決心、いつしか、奇跡を起こしてオオカミよりも強くなって行く様(さま)に本当に勇気を貰いました。
最近、弱気になっていた自分にもっと強気で行けと背中を押してくれました。弱気になった時は、チリンを
思い出します。「チリンの鈴」もう一度観たいです。
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