昨日、家族皆で「はだしのゲン」を観ました。「はだしのゲン」は2007年にドラマ化され、テレビで
放送されました。その時もテレビで観て、凄く感動しました。感動なんて一言で言えるものではない何か
戦争により家族を亡くす深い悲しみの中でそれでも強く強く生きて行くゲンの生き方に物凄い生きる力を
貰いました。戦争に反対するゲンの父親が非国民と呼ばれ周りの人達から過酷ないじめを受けますが、そんな
時もゲンは自分が正しいと思った事を曲げることなく戦います。戦時中は食べる物がなくいつも子供も大人も
お腹を空かせています。飽食の今の時代では考えられません。何もかも豊かになった今の時代よりも、何も
ないこの時代の方が、人々の心は豊だったのかもしれません。今日、明日、食べる物が無く、その食べる物を
手に入れる事に必死になってゲン達が生きる様は心を打たれました。今は、そんなに血眼になって形振り構わず
死に物狂いにならなくても誰かが助けてくれますが、ゲンは自分が必死になって頑張らないと誰も助けては
くれない状況です。そんな中、1945年8月6日に広島に原爆が落とされます。この時、ゲンは6歳でしたが
父と姉と弟と生まれたばかりの妹を亡くします。こんなに耐えがたい悲しみの中でも、気を取り直し、強く強く
生きて行く様がとても健気でそしてたくましく、6歳の子供のゲンに多くの事を教えられました。
今の日本では戦争もなく食べる物が無く命を落とすことも無いとは言えませんが、とても少ないと思います。
今年で原爆が落とされてから、80年が経ちます。戦争の恐ろしさを経験された人達も高齢になり、直接、
その恐ろしさを語ることの出来る人達も年々、少なくなって来ていると思います。
「はだしのゲン」また観たいです。あと何回も何回も観たいです。辛い出来事に出逢うたびに生きている事が
苦しいから死んでしまいたいなんて、思ってしまった事も何回かありますが、どんなに苦しくてもこの
「はだしのゲン」を観たら、「生きろ‼生きろ‼どんなに苦しくても生きて生きて生きるんじゃ‼」と
背中を後押しされます。ありがとう「はだしのゲン」‼
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