毎日、暑かったり、湿度の高い日が続き、暑さと汗との闘いです。そんな時、子供の頃に帰って川や海で
水遊びをしたいと思ってしまいます。大人になってからは、夏に川や海に行かなくなりましたが、今年の
夏は家族で夏の思い出を作りたいです。夏の思い出って水遊び以外沢山あると思いますが、子供の頃
夏になると、中津渓谷の早戸川によく家族で遊びに行きました。中津渓谷から見える丹沢の山も大人に
なった今でも鮮明に思い出す事が出来ます。冷たい川の水でスイカやジュースを冷やしたりみんなで
サンドイッチを食べたりしました。あの頃が一番幸せだったと思います。父の背中に乗り向こう岸の岩まで
渡り父が岩につかまろうとした時、父が手を滑らせて小さい私は父と離れ川の流れに流されてしまい
ましたが、すぐに父が助けに来てくれて、「もう一度行くか‼」と父に聞かれ、迷うことなく、
私は「うん!!行く!!」と答えました。あの頃はまた流されたらどうしようとか、怖いとか、
そんな思いは一切なく怖いもの知らずでした。その時の事は、父との一番の思い出と言って良い程
大切な思い出で私の生涯の宝物です。それから、少し大人になり友人と海に行った時です。
調子に乗って沖の方へ真っすぐに泳いでいると、離岸流に流されどんどん沖の方に流されて行き
浜の方に、必死で引き返そうとするのですが、なかなか引き返せず、ああ!私、溺れて死ぬかもしれないと
思いました。その時、浜に引き返せないなら、平行して泳いでみようととっさに直感が働き、波が弱く
なった時に浜の方に必死に戻り、何とか助かりました。この時は本当に死を思わせる恐怖でした。
もう二度とあの恐怖は味わいたくないので、もし、海に行ったら、足だけ水につかるだけにします。
実はまだ、水に関する恐怖は後に待っていました。離岸流に流されてから、数年後に今度は姉達と
プールに行きました。いろいろな種類のプールがあり、深さが2メートルというプールがあり、
3人で誰が一番早く泳ぎ切れるか競争しました。最初の数メートルは普通に泳いでいましたが
途中で、あ!ここ2メートルだから足が立たないんだと思った瞬間、パニックになって溺れてしまい
ました。いろいろな人に迷惑もかけ、物凄く自己嫌悪になりました。今、思い出しても、とても
恥ずかしいです。川で溺れた時は子供だった事もあり、それ程の恐怖は残っていませんが、海の
離岸流とプールでの恐怖は今でも、思い出すとぞっとする程、怖いです。「川や海で溺れるなら
まだわかるけど、プールで溺れるなんて聞いた事が無いよ!本当にびっくりしたよ!」
と姉には未だに言われます。
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