生きていれば、いろいろな人に会いますが、思わず、人の言葉に傷ついてしまう事があります。誰だって、
人の言葉に傷ついてしまう事はあると思うのですが、そのような時、どうやって、心を平常心に保てるか
そして、心に刺さった言葉のナイフをどうやって抜き取ればよいのか分からなくなる時があります。
いつも、暖簾に腕押しで、嫌な事があっても、心にインプットしないで、風の様に流してゆくようになれば
大部、生き易くなるから、そういう訓練をして行きなさいと精神科の医師に言われた事があり、訓練を頑張って
してきたつもりでしたが、ちょっと難しい時もあります。以前、働いていたビルのトイレのお掃除の方にいつも
挨拶程度の言葉を交わしていた事があるのですが、たまたま、職場の人に思わず傷ついてしまうような事を
言われて凄く、元気が無かった時に、「どうしたの⁈今日元気ないね‼何かあったの⁈私、部外者だから何でも
話しなさい‼」と言ってくださったので、お言葉に甘えて話しをした事があるのですが、そういう時は、
「ああ!この人は可哀そうな人だなぁ!心の貧しい人だと思って、右から左に流しなさい‼」と言われて、
一気に心が晴れた時がありました。そんな事で、落ち込んでいた事が馬鹿馬鹿しい気持ちにさえなりました。
可哀そうな人なんだな‼と思ったら、全然、腹も立たなくなり、この掃除の方が言って下さったこの言葉は
魔法の言葉だなぁ‼と思いました。今も、嫌な事を人から言われた時は、その時の言葉を思い出しています。
不思議と朝は心にナイフが刺さったままでしたが、このブログを書いているうちに自然と心に刺さったナイフが
消えていました。もう、10年位前の話ですが、その時の掃除の方に感謝しています。
掃除の方はトイレを綺麗にしてくれるだけではなくて、人の心までも晴れやかにして下さる素晴らしい方だった
なぁ‼と今、改めて思いました。また、何処かでお逢いしたいです。
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